2025年7月に実施された第27回参議院議員選挙では、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて、これまでにないほど多様な情報が飛び交った。
その中には、いわゆる「フェイクニュース」と呼ばれる偽情報や誤情報も含まれており、どの情報が正確で、どれが誤っているのかを判断することは極めて困難である。しかしながら、これまで知られていなかった事実が明らかになることもあり、SNSの影響力とその脅威を実感された方も多いのではないだろうか。
情報の信憑性を見極めるためには、その情報源がどこで、誰によって、いつ発信されたのか、さらに公式なものであるかを慎重に確認する必要がある。また、私たち自身が「不確かな情報」や「切り取られた情報」を発信した場合、発信者の信頼度が高いほど、その情報が「確かな情報」として広まってしまう危険性がある。情報を受け取る側も、内容が不安や関心を煽るものであればあるほど、信じやすくなる傾向がある。
そのようなことから、公益社団法人日本歯科技工士会は、日頃から情報を発信する立場として「情報リテラシー」すなわち「取得した情報を適切に評価・解釈し、活用する能力」を十分に理解し発揮するよう努めている。
さて、日技は森野会長の指揮のもとで進められている改革の一環として、「円滑な情報発信」を掲げ、10月を目途にホームページのリニューアルを計画している。加えて、会員がより簡便に情報を取得できるよう、新たな「LINE公式アカウント」や「日技会員アプリ」も構築中である。これらを活用し、厚生労働省から発表される省令改正や委託事業の進捗状況、さらに学生から熟練の歯科技工士まで幅広く有益な学術セミナー等のオンデマンド配信についても、積極的に展開していき、会員の利便性の向上や情報発信の即時性など、時代にマッチしたシステムを構築する。
今後も情報発信者としての責任を強く自覚し、正確かつ迅速な情報提供を通じて、会員に信頼される組織を目指していく。