歯科技工所を含む医療従事者の賃上げ、働き方改革・人材確保、医療技術の適切な評価を主なポイントとして令和6年(2024年)6月1日から社会保険診療報酬の改定が実施されます。
また、私たち歯科技工士に関連する主なポイントとして以下の3点が挙げられます。
1.「歯科技工所等で従事する者の賃上げに資する措置分」として0.28%が盛り込まれたこと
2.光学印象によるCAD/CAMインレーが保険収載されたこと
3.歯科技工士連携加算が収載され、さらに歯科技工所との連携を可能にした情報通信機器を用いた場合の評価も盛り込まれたこと
その他では金属歯冠修復が増点され、前回改定に続いて有床義歯(局部義歯、総義歯)、鋳造鉤、線鉤、コンビネーション鉤等の製作点数も増点されるとともに、CAD/CAM冠の算定方法、レジン前装金属冠の区分等歯科固有の技術の評価の見直し、CAD/CAMインレー製作における光学印象の新設等が行われます。
今回は、令和6年度診療報酬改定内容を解説した動画を配信しますので、ぜひご視聴ください。
2024年(令和6年)6月
公益社団法人 日本歯科技工士会
「製作技工に要する費用」に関わる検討委員会