今、我が国は、少子高齢化や経済のグローバル化、医療・福祉環境の変化など、構造的な問題に直面しています。その中で本会も、会員の減少や高齢化、組織事業に対する価値観の変化など、組織のあり方が大きく変化しています。
このような状況において、本会の役割は、医療関係従事者として国民歯科医療の安全と安心に貢献し、歯科技工士一人ひとりが参加して職域を支え、(歯科技工士の)今を生きる世代と次の世代の安心を確保することによって「国民に信頼され尊敬される組織」を実現することです。そして、その実現にあたっては、進むべき方向性や施策を明確にすることが必要です。
そこで、これまでの先達の組織理念を引き継ぎ、社会状況の変化と会員ニーズを踏まえ、今後の歯科技工士のナショナルセンターとしての「めざす姿」を実現するための7つの基本戦略と38の具体的施策を、中長期総合計画“日技新発展『7』プラン”として策定しました。組織一丸となってその実現に邁進しますので、会員の皆様のご理解とご協力をお願いします。
〇医療関係従事者として国民歯科医療の安全と安心に貢献する。
病める人に手をさしのべるという初心を抱き、医療関係従事者の一員になった者の責任として、常に最新で最善の歯科技工を業としておこなうことは使命です。そのために、歯科技工士の質の確保と向上に係る生涯研修事業をさらに発展させ、その有用性に努めます。
〇歯科技工士一人ひとりが参加して職域を支える。
「自らの職域は自ら守り発展させる」という当然の倫理感を定着させ、個人の力では解決できないことは組織が取り組み前進させるという理念を育みます。歯科技工士である前に、社会の構成員としての責任と自覚を啓発し、利己主義的な行動を戒めます。
〇今を生きる世代と次の世代の安心を確保する。
組織の究極の目的は、お互いが助け合う「共助」です。その利点を常に認識して、今を生きる世代の充足感と次の世代のための安定した制度設計の両立を図る施策を推進します。現状の不満をネガティブに捉えるのではなく、「今日よりも明日、明日よりも明後日は良くしたい」というポジティブな取り組みを展開します。