公益社団法人日本歯科技工士会

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会長年頭所感


年頭所感

公益社団法人日本歯科技工士会
会長  杉 岡 範 明
 

 新たな年の幕開けを迎え、ご挨拶申し上げます。
 2020年3月に新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが宣言されて以降、私たちは、医療はもとより、社会機能、企業活動、そして日常生活に至るまで、かつて経験したことのない日々を過ごしてきました。もちろん当初は戸惑いもありましたが、次第にそのような環境にも順応するようになり、価値観を変えた日常を取り戻しつつあります。
 パンデミック宣言以前からオンラインによる会議や委員会の開催を求められていましたが、特に組織においては、なかなか実現しない課題でもありました。しかし今回、やらなければならない環境に身を置いたことによってオンラインの活用が常態化したことは、持続可能な組織運営のために良い契機となりました。これはほんの一例ですが、事務局職員のテレワークやクラウドを活用したファイルの共有など、これまでの組織運営の質を大きく変化させたことは、まさにパンデミックによってもたらされた思わぬ効果かもしれません。2022年もこれらの経験を踏まえて更なる高みを目指した活動に徹しなければなりません。
 一方、歯科技工を取り巻く課題解決に向けては、2020年3月に纏められた『歯科技工士の養成・確保に関する検討会報告書』に添って、昨年から国が設置した検討会の「歯科医療提供体制等に関する検討会」、「歯科技工士の業務のあり方等に関する検討会」、厚生労働科学研究である「歯科技工業務に関する調査研究」、厚生労働省委託事業として「歯科技工所業務形態改善等調査に係る検証事業」、「歯科技工士の人材確保対策事業」、「歯科補てつ物製作過程等の情報提供推進事業」、さらには「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針2021)」によって歯科技工士の人材確保等に関わる予算付けが行われるなど、歯科技工士の厳しい状況を解決するために大きく舵が切られました。これら一つひとつに日本歯科技工士会が関わっており、既に2022年度も継続して実施するものもあることから、引き続きしっかりと役割を果たして行かなければなりません。
 老後レス時代という言葉があるようですが、今後は高齢になっても自分が住む地域で働き、コミュニティーを支えることが心身の健康を保つために必要であると言われています。その全身の健康は、口腔の健康を保つことによってもたらされることから、必要な歯科補綴物等の製作者である歯科技工士の活躍はこれからも欠かせません。
 結びに、本年も皆様にとりまして幸多き年となりますことをご祈念申し上げます。

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